平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
2026年8月期の決算では、売上高は前年比15.9%増の804億円となり増収を維持したものの、出店コストの高騰、物価高騰の影響等により、コロナ禍を除いて十数年ぶりの減益という非常に重い結果となりました。当社グループとしては、この現状を真摯かつ重く受け止めております。
この事態を受け、当社では従来の「新規出店主導による拡大戦略」から「既存店への注力による収益性向上」へ大きく舵を切ることといたしました。出店についてはリスクを伴う無理な拡大を抑制し、出店条件を明確化した上で郊外ロードサイドを中心に適切適当な出店を進める一方、売上成長のメイン軸を既存店110%達成に向けた施策へと転換してまいります。また、海外事業においては、東南アジア4か国目となるフィリピンへの出店準備を進めるとともに、米国1号店の開設プロセスで得たノウハウを今後のグローバル展開の糧としてまいります。
株主の皆様への利益還元を経営の重要課題と認識し、中期経営ビジョン「エンタメをインフラに」の実現に向けて、中期経営計画(EIP:Entertainment Infrastructure Plan)の最終期を着実に締めくくるとともに、その先にある「アフターEIP」を見据えた基盤づくりに邁進してまいります。これらを通じて事業のさらなる成長と資本効率の改善に取り組み、中長期的な株式価値向上と継続的な配当を実施してまいりたいと考えております。
私たちはこれからも経営理念の実現に向けて、人財の力を強みとし、新たな成長に向けて企業努力を続けてまいります。当社グループの今後の挑戦にご期待いただき、引き続き変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。
これまでの「積極出店」から、「適切適当な出店」へと戦略を再構築いたしました。駅前繁華街における物件開発難航やコスト高騰を踏まえ、出店基準の明確化を図るとともに、回復傾向にある郊外ロードサイド店舗の出店・リロケーションに注力してまいります。今後は新規出店に加え、既存店の注力・活性化を最優先課題とし、既存店の収益力を抜本的に強化してまいります。
目標とするカラオケルーム数30,000ルームにつきましては、2026年8月期は38店舗の出店を果たし、またスタンダードの67店舗を含め、期初の19,052ルームから、21,718ルームとなりました。
カラオケにとどまらない様々なエンタメを提供する場としてPER(Private Entertainment Room)戦略の核である、独自プラットフォーム「E-bo」の進化に全力を注いでおります。全国展開から1年を経て見えた課題に対し、楽曲数の大幅な拡充、採点機能・ゲーム・ミラーリング機能の強化を図り、商品力の向上に注力しております。さらに、店舗網と会員資産を活かした新レーベル「Manekineko Music Entertainment」の立ち上げや「まねチャレ」等のプロダクション機能の推進、好調な「NeCoLabo Cafe」の多店舗展開など、新たな収益の柱の創出を加速させてまいります。
店舗網の質の向上とサービス・新業態の高度化を実現するため、人財の採用と育成および働きやすい環境づくりを継続して推進しております。新人事制度(Koshidaka WorkstyleInnovation Plan)を通じた給与水準の引き上げをはじめ、働きながらプロを目指せる「まねチャレ」のような新たな働き方の提供など、スタッフ一人ひとりが意欲を持って挑戦できる組織基盤の構築に努めてまいります。
