コシダカグループのサステナビリティ基本方針

私たち(コシダカグループ)は、「豊かな余暇生活の実現」と「希望に溢れた平和な世界の構築」に貢献するという経営理念の下、経営理念の実現を通じて持続可能な社会の発展を目指した取り組みを実践して参ります。

環境に対する取り組み

 

・地球環境の保全に貢献するために、カーボンニュートラルをはじめとした環境問題に対する取り組み

 

社会活動に対する取り組み

・全世界の子ども達が穏やかで豊かな心を持ち、成長するための社会の実現に向けた取り組み

・豊かな生活の実現に向けた雇用機会の確保とより働きやすい環境つくりへの取り組み

環境に対する取り組み

2050年までにサプライチェーン全体のカーボンニュートラル達成を目指す取り組みを、コシダカグループ全体で推進しています。

自社使用電力の実質再生可能エネルギー100%化

2024年4月以降にコシダカグループの事業活動で使用した電力を、非化石証書を活用することにより実質的に再生可能エネルギー100%化しました。

事業活動で使用する電力の実質再生可能エネルギー100%化達成のお知らせ

追加性のある再生可能エネルギーによる電力調達

コシダカグループでは、事業活動におけるCO₂排出量を削減するため、2030年度までに自社で使用する電力の30%以上を追加性のある再生可能エネルギーから調達することを目指しています。

※「追加性」があるとは、新たな再生可能エネルギー設備の増加を促す効果があるという意味です。
”追加性のある”再生可能エネルギーから電力を調達することは、社会全体の再生可能エネルギー導入量を増やすことにつながります。

当社グループ専用の太陽光発電所からの電力調達(中部地方)

コシダカホールディングス専用の太陽光発電所が2025年3月より新たに稼働し、電力を「カラオケまねきねこ」店舗へ供給しています。

中部電力ミライズによるオフサイトPPAサービス契約締結について

蓄電池を活用した再生可能エネルギーによる電力調達(中国地方)

日中の太陽光によって発電した電力を蓄電し、夜間電力を再生可能エネルギーから供給する取り組みを、2025年6月より開始します。

中国エリアの「カラオケまねきねこ」11店舗に再生可能エネルギー導入のお知らせ

 

社会活動に対する取り組み

「カラオケまねきねこ」全店での「子ども110番」活動

「こども110ばんのお店」は、困ったときに安心して駆け込める一時的な緊急避難所として、全国の「カラオケまねきねこ」店舗で子どもたちを受け入れる活動です。

全国の警察等が設置・推進する「子ども110番の家」のマニュアル等に則り、当社独自の活動として実施しています。

ひとり親家庭のカラオケご招待「まねきスマイルパス」

群馬県・栃木県・茨城県・新潟県・静岡県では、各県の母子会を通じ、18歳までのお子さまがいるひとり親家庭に対して「カラオケまねきねこ」でのカラオケ2時間とドリンクバーを月に1回、無料でご提供しています。

        お客様から「まねきスマイルパス」へ、たくさんのお声やお手紙をいただいています

子どもの高校卒業までの半年間、一緒の時間を独占できて嬉しかったです。昨今の物価高で削るのは娯楽費になるので、とても有難かったです。

ドリンクバーまで付いていて、最高に楽しめました!

子どもに楽しい体験をさせてあげられて、とても嬉しいです。

毎月の楽しみができて、学校も仕事もモチベーションが上がって頑張れました!一緒に楽しい時間を過ごせて嬉しかったです。

思春期の子どもとの会話も「カラオケ行くのいつにする?」で和みました。お腹も心も満足で、親として本当にうれしいです。

親子でカラオケに行く機会ができました。子どもが歌う曲を知ることができ、とても楽しい時間を過ごすことができています。

(アンケートやお手紙で実際にいただいたお声から、文章の抜粋および個別情報の削除をしております)

カラオケ事業を通じた寄付活動「Let's Sing! 歌は応援になる」

「カラオケまねきねこ」のテーマソング「Let's  Sing!」(アーティスト:江嶋綾恵梨)を全国のカラオケ店で歌っていただくと、再生回数1回につき10円を、子どもを取り巻く課題の解決等に取り組む活動・団体等に寄付します。

2024年11月寄付実績

2024年4月寄付実績

2023年10月寄付実績

「カラオケまねきねこ」での職場体験

中学校の特別活動や総合学習の一環としておこなう「職場体験」の場の提供実績があります。

「カラオケまねきねこ」の店舗で、清掃や調理、お客様への飲食提供といった仕事の研修をおこない、実際にチャレンジしていただきます。お客様の笑顔に出会える仕事の醍醐味を感じられます。

障がい児・医療的ケア児のカラオケご利用支援

写真提供:放課後等デイサービス くまさん横浜
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写真提供:放課後等デイサービス くまさん横浜

「放課後等デイサービス」等による福祉目的での「まねきねこ」ご利用に対するご招待実績があります。

重い障がいのあるお子さま、医療的ケアを必要とするお子さまを引率してのご来店に際し、施設の条件などのご相談を承ります。

店舗によって環境・設備が異なりますので、ご関心のある方は事前に株式会社コシダカまでお問い合わせください。(窓口部門:CSR推進課)

お問い合わせページ

TCFD提言に基づく情報開示

1.ガバナンス

  •  気候変動を含むサステナビリティに関わる基本方針や重要事項、リスクや機会などを検討・審議する組織として、代表取締役社長を委員長とする「サステナビリティ推進委員会」を設置し、年6回、委員会を開催しています。
     
  • 「サステナビリティ推進委員会」で気候変動を含むサステナビリティに関する検討を行い、取締役会に上程・報告し、取締役会が監督・指示を行います。
     
  • 取締役会で審議・決定された議案は、各部門に展開し、経営計画・事業運営に反映します。

2.戦略

  • 中長期的なリスクの一つとして「気候変動」を捉え、関連リスク及び機会を踏まえた戦略と組織のレジリエンスについて検討するため、当社はIEA(国際エネルギー機関)やIPCC(気候変動に関する政府間パネル)による   気候変動シナリオ(1.5℃シナリオ及び4℃シナリオ)を参照し、2050年までの長期的な当社への影響を考察し、国内のカラオケ事業を対象としたシナリオ分析を実施しました。
    ※1.5℃シナリオ: IEA-NZE 等
    ※4℃シナリオ : IPCC-AR6(第6次評価報告書)、SSP5-8.5  等

     
  • 当社にとっての影響の大きさや発生の可能性の2軸からリスク・機会を抽出し、重要度を評価して重点となる項目を絞り込み、対応策を整理しています。
    今後も戦略としてのレジリエンスを高めながら、事業計画等と連動させて脱炭素社会の実現に貢献していきます。

3.リスク管理

  • 気候変動リスクに関するワーキンググループを設置してシナリオ分析を実施しました。気候変動リスクの優先順位付けとして、可能性と影響度の観点から、重要度の高い項目に注力して取り組みます。 今後は、「サステナビリティ推進委員会」で継続的に確認していきます。
     
  • 気候変動リスクの管理プロセスとして、「サステナビリティ推進委員会」を通じて、気候変動リスクに関する分析、対策の立案と推進、進捗管理等を実践していきます。
     

  • 「サステナビリティ推進委員会」で分析・検討された内容は、「リスク対策委員会」と連携し、その他の経営リスクと併せた一元的なリスク管理を行い、必要に応じて取締役会に報告します。

4.指標と目標

  • 当社は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、節電や高効率設備の導入による省エネルギー施策、 再生可能エネルギーの調達を推進し、GHG排出量の削減に取り組みます。
     
  • 当社のScope1・2排出量の実績は、以下の通りです。(対象会社は、㈱コシダカHD、㈱コシダカ)

項目

2022.4-2023.3【実績】

2023.4-2024.3【実績】

Scope1

2,921 t-CO₂

2,404 t-CO₂

Scope2

43,327 t-CO₂

45,744 t-CO₂

合計

46,248 t-CO₂

48,146 t-CO₂

≪気候変動に関する主なリスクと機会 及び 対応策(国内のカラオケ事業を対象に検討)≫

【1.5℃シナリオ

重要度について、赤文字はリスク、青文字は機会 とします。

要因

変化

重要度

当社への影響

当社の対応策

カーボンプライシングの導入

調達・操業コストの増加

  • カーボンプライシング導入により、仕入価格への価格転嫁が進み、調達コストが増加
  • 調達先へのGHG排出量削減要請
  • GHG排出量の少ない仕入品の探索
  • カーボンプライシング導入により、操業コストが増加
  • 低炭素エネルギーに切り替えた場合でも、切替コストが発生
  • 省エネの徹底(節電のルール化・徹底、高効率設備導入)
  • 再エネプランへの切替

ステークホルダーの気候変動への関心の高まり

気候変動への着実な取組による評価向上

  • 気候変動対応の関心が高まる中で、着実に取組を実施することで、当社への評価向上(例. 資金調達容易化、人材定着 等)   
  • 気候変動対応の開示充実化
  • GHG排出量の着実な削減

環境配慮型 店舗利用者の増加

  • 顧客の環境意識が高まる中で、環境配慮の取組を推進し、顧客へ訴求することで、当社店舗の利用者が増加
  • プラスチックストローの廃止等、既存取組の顧客への訴求
  • 食品ロス削減・ペーパーレス化等、環境配慮取組を更に推進

【4℃シナリオ

重要度について、赤文字はリスク、青文字は機会 とします。

要因

変化

重要度

当社への影響

当社の対応策

自然災害被災

サプライチェーンの寸断

  • 調達先や当社店舗が豪雨や 台風等の自然災害被災を受けることで、サプライチェーンが寸断
  • 近隣店舗間の連携による、柔軟な在庫融通の仕組み整備
  • 早期復旧に向けた計画的復旧フローの拡充
  • 災害リスクが高い店舗での防災対策品整備

気候パターンの変化

新種の感染症発生に伴う 売上減少

  • 蚊が媒介する感染症や水に関連する下痢症等、様々な感染症発生リスクが高まり、売上が減少する可能性が増加
  • 顧客・従業員の衛生環境整備
  • 機械化、省人化の推進

快適空間の利用ニーズの拡大

  • 気温上昇により、当社の涼しい店舗を利用するニーズが拡大
  • 快適空間の顧客への訴求
  • 暑い季節に対応した飲食物等、コールド商品の販売促進