コシダカグループのサステナビリティ基本方針

私たち(コシダカグループ)は、「豊かな余暇生活の実現」と「希望に溢れた平和な世界の構築」に貢献するという経営理念の下、経営理念の実現を通じて持続可能な社会の発展を目指した取り組みを実践して参ります。

環境に対する取り組み

地球環境の保全に貢献するために、カーボンニュートラルをはじめとした環境問題に対する取り組み

社会活動に対する取り組み

・全世界の子ども達が穏やかで豊かな心を持ち、成長するための社会の実現に向けた取り組み

・豊かな生活の実現に向けた雇用機会の確保とより働きやすい環境つくりへの取り組み

TCFD提言に基づく情報開示

1.ガバナンス

  •  気候変動を含むサステナビリティに関わる基本方針や重要事項、リスクや機会などを検討・審議する組織として、   代表取締役社長を委員長とする「サステナビリティ推進委員会」を設置し、年6回、委員会を開催しています。
     
  • 「サステナビリティ推進委員会」で気候変動を含むサステナビリティに関する検討を行い、取締役会に上程・報告し、取締役会が監督・指示を行います。
     
  • 取締役会で審議・決定された議案は、各部門に展開し、経営計画・事業運営に反映します。

2.戦略

  • 中長期的なリスクの一つとして「気候変動」を捉え、関連リスク及び機会を踏まえた戦略と組織のレジリエンスについて検討するため、当社はIEA(国際エネルギー機関)やIPCC(気候変動に関する政府間パネル)による   気候変動シナリオ(1.5℃シナリオ及び4℃シナリオ)を参照し、2050年までの長期的な当社への影響を考察し、国内のカラオケ事業を対象としたシナリオ分析を実施しました。
    ※1.5℃シナリオ: IEA-NZE 等
    ※4℃シナリオ  : IPCC-AR6(第6次評価報告書)-SSP5-8.5  等

     
  • 当社にとっての影響の大きさや発生の可能性の2軸からリスク・機会を抽出し、重要度を評価して重点となる項目を絞り込み、対応策を整理しています。
    今後も戦略としてのレジリエンスを高めながら、事業計画等と連動させて脱炭素社会の実現に貢献していきます。

3.リスク管理

  • 気候変動リスクに関するワーキンググループを設置してシナリオ分析を実施しました。気候変動リスクの優先順位    付けとして、可能性と影響度の観点から、重要度の高い項目に注力して取り組みます。 今後は、「サステナビリティ推進委員会」で継続的に確認していきます。
     
  • 気候変動リスクの管理プロセスとして、「サステナビリティ推進委員会」を通じて、気候変動リスクに関する分析、 対策の立案と推進、進捗管理等を実践していきます。
     

  • 「サステナビリティ推進委員会」で分析・検討された内容は、「リスク対策委員会」と連携し、その他の経営リスクと併せた一元的なリスク管理を行い、必要に応じて取締役会に報告します。

4.指標と目標

  • 当社は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、節電や高効率設備の導入による省エネルギー施策、 再生可能エネルギーの調達を推進し、GHG排出量の削減に取り組みます。
     
  • 当社のScope1・2排出量の実績は、以下の通りです。(対象会社は、㈱コシダカHD、㈱コシダカ)

2022.4-2023.3 【実績】

Scope1

2,921 t-CO2

Scope2

43,327 t-CO2

合計

46,248 t-CO2

≪気候変動に関する主なリスクと機会 及び 対応策(国内のカラオケ事業を対象に検討)≫

【1.5℃シナリオ

重要度について、赤文字はリスク、青文字は機会 とします。

要因

変化

重要度

当社への影響

当社の対応策

カーボンプライシングの導入

調達・操業コストの増加

  • カーボンプライシング導入により、仕入価格への価格転嫁が進み、調達コストが増加
  • 調達先へのGHG排出量削減要請
  • GHG排出量の少ない仕入品の探索
  • カーボンプライシング導入により、操業コストが増加
  • 低炭素エネルギーに切り替えた場合でも、切替コストが発生
  • 省エネの徹底(節電のルール化・徹底、高効率設備導入)
  • 再エネプランへの切替

ステークホルダーの気候変動への関心の高まり

気候変動への着実な取組による評価向上

  • 気候変動対応の関心が高まる中で、着実に取組を実施することで、当社への評価向上(例. 資金調達容易化、人材定着 等)   
  • 気候変動対応の開示充実化
  • GHG排出量の着実な削減

環境配慮型 店舗利用者の増加

  • 顧客の環境意識が高まる中で、環境配慮の取組を推進し、顧客へ訴求することで、当社店舗の利用者が増加
  • プラスチックストローの廃止等、既存取組の顧客への訴求
  • 食品ロス削減・ペーパーレス化等、環境配慮取組を更に推進

【4℃シナリオ

重要度について、赤文字はリスク、青文字は機会 とします。

要因

変化

重要度

当社への影響

当社の対応策

自然災害被災

サプライチェーンの寸断

  • 調達先や当社店舗が豪雨や 台風等の自然災害被災を受けることで、サプライチェーンが寸断
  • 近隣店舗間の連携による、柔軟な在庫融通の仕組み整備
  • 早期復旧に向けた計画的復旧フローの拡充
  • 災害リスクが高い店舗での防災対策品整備

気候パターンの変化

新種の感染症発生に伴う 売上減少

  • 蚊が媒介する感染症や水に関連する下痢症等、様々な感染症発生リスクが高まり、売上が減少する可能性が増加
  • 顧客・従業員の衛生環境整備
  • 機械化、省人化の推進

快適空間の利用ニーズの拡大

  • 気温上昇により、当社の涼しい店舗を利用するニーズが拡大
  • 快適空間の顧客への訴求
  • 暑い季節に対応した飲食物等、コールド商品の販売促進